八方位
この観の目的
今、自分がどのような活動にどのような気持ちで取り組んでいるのかに意識を向けます
はじめに
毎日の活動は、大小さまざまな種類の活動の組み合わせです(例えば「営業活動」の中には「アポ取り」や「企画書作り」「社内調整」「経費精算」などが含まれています)。 これらさまざまな活動を「できる」「やりたい」「やらねば」を切り口にして8つの箱に分けて整頓してみます
そうすることで今の活動が自分にとってどのような意味を持つのか、たな卸しをしてみます
たな卸しした活動を眺めてそれに満足であれば現状を継続してよいですし、あるいはもう少し望む割合にするならば、どのようにすれば良いかを考える足掛かりにします
進め方
1)「活動分解シート」を作成します
①中央にある9つのマスのさらに中央に今の自分の活動内容を一言で記入します
②そのまわりに活動の内容を簡潔に記入します。8マスすべて埋まらなくても構いません
③さらに外側の8個のマスに具体的な活動内容を記入します。いくつ書いても構いません。できる限り一行で表します。
※記入のヒント “何”を“どうする”や、“誰”と“何をする”で考えてみましょう
2)「八方位のシート」を作成します
①1)の③で記入した活動内容を8個の箱に振り分けながら転記します
※できる、やりたい、やらねばの領域があります
※重なる領域もあります
※下の部分はいずれにも属さない領域です
②箱の中身が全体に占める現在の割合と理想の割合も記入します
※どこかの枠に偏るかもしれません
※埋まらない枠があってもかまいません
3)「振り返りシート」を取り出します。
○作成した八方位のシートをもとに以下の質問を自分に問いかけてみましょう
・活動分解シートおよび八方位のシートを書いて気がついたことはありますか?
・ほかの箱に移動させたい活動はありますか?
・割合を増やしたい活動は何ですか?そのためにはできることは何ですか?
・割合を減らしたい活動は何ですか?そのためにはできることは何ですか?
・今の割合をキープしたい活動は何ですか?
資料
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開発者のひとこえ
毎日の生活は多種多様で細かな行動の集合体です。キーボードに文字を打ち込む。カードの端をそろえる。人に情報を伝える。相手を笑わせて緊張をほぐす。卵を割る。やすりで削る。組織や家庭の中で微細で何百・何千もの種類の活動が織りなす一連の活動をわたしたちは仕事と呼んでいます
同じ仕事をするなら自分が生き生きしてエネルギーが湧いてくるような活動をより深く味わいたい。そんな思いでこのワークを作りました
何気なく「仕事ってこんな感じだよね」ーと思っているその内側を丁寧に紐解き、どこのどの活動に自分がイキイキするか、エネルギーが湧いてくるかを把握した先に、自身の仕事のリ・デザインがある、と希望を持っています
ワークを体験した方にはぜひこのようなことを聞いてみたいと思います
・仕事に対しての向き合い方は変わりましたか?
・自分の仕事を自分のものと思える度合いは変化しましたか?
・もしここをこう変えたらもっと使いやすい、という点をあえて一つ挙げるとするならばどのようなことですか?
(MAIKO)